2016.7.18 Mon

占いストリート

古代中国の占い【易】の基礎知識とは?易で占えること

易占いと聞くとどんなイメージでしょうか?もしかしたら漢字が難しくてとっつきにくい印象を与えるかもしれません。古代中国から伝わる森羅万象を基盤とした「易経」をベースに、中国のみならず、日本でも古くから馴染んできたものです。ぜひ学んでみませんか?

古代中国から伝わる易(えき)とは?

易(えき)という占いについて看板などで見かけたことがある人も多いでしょう。しかし易そのものについて詳しく知る人は少ないかもしれません。易とは、古代中国から伝わる儒教の経典「易経」から来ています。易経は森羅万象を捉えたもので、すべての要素を「大極」それから「陰と陽」の二つにわけ、さらに「八卦」という8つの要素に分けます。「八卦」は、相撲の「はっけよい」や「当たるも八卦当たらぬも八卦」という言葉でもおなじみ。占うときには八卦と八卦を組み合わせた「六十四卦」という要素を使うのが一般的です。易占いでは、筮竹(ぜいちく)という竹ひごのような棒を50本使って占います。占い師の小さなテーブルに棒の束が立てて置いてあるものといえば易占いのイメージが湧くのではないでしょうか。

易(えき)のはじまりと歴史

易の歴史はとても古く、古代中国の神話までにさかのぼります。陰と陽、森羅万象を説いた「易経」の著者は伏羲(ふっき)とされています。紀元前3000年以上前の古代中国神話に登場する神様または伝説上の帝王と呼ばれる伏羲が「八掛」を編み出し、さらに六十四掛としました。しかし、占いの歴史として最も古く伝えられているのは、紀元前17~12世紀ごろの殷(いん)の時代に、亀の甲羅を用いてひび割れた形によって占った亀甲占いです。しかし亀甲は入手が難しかったため、紀元前12~8世紀の周の時代では草の茎を使って占う方法が編み出されました。これが易の筮竹(ぜいちく)のルーツとなります。

どんな方法で占っているの?

日本で一般的に行われている「易」は、周王朝の時代に確立した「周易」という易法です。その周易による占い方法は、筮竹(ぜいちく)を使って行います。八卦の要素である「乾 (けん)・兌(だ)・巽(そん)・坎(かん)・離(り)・艮(ごん)・震(しん)・坤(こん)」の要素をベースに占いますが、本筮法はとても時間がかかり、中筮法や略筮法と呼ばれる方法を使うことが一般的です。略筮法では、五十本の筮竹を使って1回目の八掛を導き出したものを「内掛」、2回目に導き出したものを「外卦」と言い、合わせたものを「大成卦(本卦)」、そしてさらに3回目に「変爻(動爻)」を導き出した結果に基づいて解釈します。筮竹(ぜいちく)をを使わずにさいころやコインを代用して占うこともできます。

易(えき)では何が占える?

森羅万象を読み解く易で占えることは幅広くあります。総合運だったり、仕事運、恋愛・結婚運、金運、健康運、人間関係、転居、未来の吉凶など、一般的に占えることはほぼすべてカバーしています。紛失物を探すのにも向いている占いの一つです。他の占いとの違いは、未来を見る場合は一年先くらいまでのことしか見えないということ。例えば、「将来結婚できるかどうか」など5年や10年を見越した占いには向いていませんが、「今お付き合いしている人とは上手く行く」「購入しようとしている物件は辞めた方がいい」など、現状の吉凶や判断の解決策を占うにはとても優れた占いです。

まとめ

  • 古代中国から伝わる「易経」は森羅万象の自然法則をベースにした「八掛」や「六十四掛」がある!
  • 易の歴史は古く、周の時代には筮竹(ぜいちく)のもととなった占いがあった!
  • 易の占いは筮竹を使った略筮法と呼ばれる方法が一般的!
  • 恋愛、仕事、金運、など易で占えることは幅広い

ちょっと難しそうな印象を持つ易占いですが、古代中国より何千年という歴史があり、現在の日本の文化にも影響を与えてきました。森羅万象をベースにしているという点では、昔の考え方も現代でも根本の要素は不変であるとも言えるのではないでしょうか。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という気軽な気持ちで易占いを試してみてください。

占いストリート編集部
女性の悩みや不安に寄り添うコラムを提供しています。

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