2016.8.12 Fri

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【占い基礎知識】暦の基礎知識

「暦」と聞くと、単に西暦や和暦などを想像される方も少なくないのではないでしょうか。占いの世界においては、この暦がさらに深い意味を成してきます。暦と占いの関係性、暦の本来の意味について理解を深めましょう。

暦にはいろいろな暦法がある

暦はおおまかに太陽暦、太陰暦、太陰太陽暦の3つにわけることができます。

太陽暦

現在、世界的に一般化している暦法です。太陽の周りを地球が1周する周期を1年とすることから、太陽暦と言われています。1年、つまり365(366)日を主体としたもので、私達がカレンダーとしてよく目にする暦です。

太陰暦

太陰は太陽と比較した月のこと。月の満ち欠けを基準にしたものになります。新月から次の新月まではだいたい29.5日。この29.5日が1ヶ月となるため、太陽暦よりも短いのが特徴です。

太陰太陽暦

ベースは太陰暦を取り入れ、太陽暦も組み入れたもの。太陽暦と太陰暦の差は1年でおよそ11日あったため、3年に一度閏月といって1年を13ヶ月に伸ばし調整する暦法です。日本では明治以前に用いられていました。

暦にあらわれる七曜と暦注

カレンダーにも良く記載されますが、暦には七曜と六曜というものがあり、それぞれ1日単位で振り分けられています。

七曜とは、現在の暦のような1週間を7日で分けた区切りのこと。日曜日、月曜日、火曜日…などと表記されるように、太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星といった天体がもとになってるのです。

暦注(れきちゅう)とは暦における注意事項のことで、六曜(ろくよう)はそのひとつです。六曜という名前はあまり聞きなじみがないかもしれませんが、先勝や友引と聞くとより分かりやすいかもしれません。

六曜のそれぞれの意味とは

六曜という名前の通り、六曜には、友引、先勝、先負、仏滅、大安、赤口の6つがあります。

  • 友引(ともびき)…名前の通り友を引くという意味。祝い事には良いが、葬式など不幸には良くない日。
  • 先勝(せんしょう)…先んずれば勝つ。ものごとを急ぐことで吉となる日。
  • 先負(せんぶ)…急がば回れ。急ぐとものごとが失敗に終わる日。
  • 仏滅(ぶつめつ)…凶日であり、新しく何かをはじめない方が良い日。
  • 大安(たいあん)…なにに対しても良いとされる吉日。
  • 赤口(しゃっこう)…火や刃物に注意したい日。

二十四節気の意味【春・夏編】

二十四節気は、太陽暦1年を24に分けて季節をあらわすものです。

【春】

  • 立春(りっしゅん)…寒さが一番厳しく、春を感じはじめる時季。
  • 雨水(うすい)…雪が溶けはじめる時季。
  • 啓蟄(けいちつ)…虫が冬眠から目覚める時季。
  • 春分(しゅんぶん)…昼と夜の長さがちょうど同じ時季。
  • 清明(せいめい)…花が咲き、鳥がさえずる時季。
  • 穀雨(こくう)…穀物に雨が降り注ぐ恵みの時季。

【夏】

  • 立夏(りっか)…気温もあがり、夏を感じはじめる時季。
  • 小満(しょうまん)…初夏。植物の成長がみられる時季。
  • 芒種(ぼうしゅ)…梅雨入り。種を植える時季。
  • 夏至(げし)…最も夜が長い時季。
  • 小暑(しょうしょ)…本格的な夏らしさを感じる時季。
  • 大暑(たいしょ)…最も暑い時季で、夏の終わり。

二十四節気の意味【秋・冬編】

【秋】

  • 立秋(りっしゅう)…真夏の暑さは残るものの、秋のはじまりを感じる時季。
  • 処暑(しょしょ)…稲が穂をつける時季。
  • 白露(はくろ)…冷えで露ができはじめ、秋の七草が見られる時季。
  • 秋分(しゅうぶん)…昼と夜の長さが同じ時季。
  • 寒露(かんろ)…露が凍る時季。
  • 霜降(そうこう)…秋の終わり。紅葉が見られる時季。

【冬】

  • 立冬(りっとう)…大地が凍り、冬を感じはじめる時季。
  • 小雪(しょうせつ)…雪が降りはじめる時季。
  • 大雪(たいせつ)…雪が激しくなる時季。
  • 冬至(とうじ)…1年の中で夜が長い時季。
  • 小寒(しょうかん)…ちょうど正月にあたり、寒さが厳しい時季。
  • 大寒(だいかん)…1年の中で寒さが厳しいとされる時季。

七十二候って何?(立春~啓蟄)

七十二候とは二十四節気を5日ずつにして、さらに細かく分けたものです。気象や動植物の変化などを表します。

【立春】

  • 東風解凍(はるかぜこおりをとく)…氷が溶ける時季。
  • 黄鶯Mw睆 (おうこうけんかんす・うぐいすな)…ウグイスが春を告げる時季。
  • 魚上氷(うおこおりをはいずる)…氷が割れ、魚が活発になる時季。

【雨水】

  • 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)…動物が冬眠から覚める時季。
  • 霞始靆(かすみはじめてたなびく)…霧で遠くの山がかすむ時季。
  • 草木萠動(そうもくめばえいずる)…草木が芽吹く時季。

【啓蟄】

  • 蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)…虫が冬眠から目覚める時季。
  • 桃始笑(ももはじめてさく)…桃の花が咲く時季。
  • 菜虫化蝶(なむしちょうとなる)…青虫が蝶になる時季。

春分から穀雨にかけての七十二候

【春分】

  • 雀始巣(すずめはじめてすくう)…雀の巣作りがはじまる時季。
  • 桜始開(さくらはじめてひらく)…桜が咲き始める時季。
  • 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)…春の雷が鳴り始める時季。

【清明】

  • 玄鳥至(つばめきたる)…つばめが東南アジアから日本に渡ってくる時季。
  • 鴻雁北(こうがんかえる)…雁がシベリアに飛び立つ時季。
  • 虹始見(にじはじめてあらわる)…美しい虹が見られる時季。

【穀雨】

  • 葭始生(あしはじめてしょうず)…植物が芽吹き、緑が美しい時季。
  • 霜止出苗(しもやみてなえいずる)…霜が止み、稲が育つ時季。
  • 牡丹華(ぼたんはなさく)…牡丹が咲く時季。

立夏から芒種にかけての七十二候

【立夏】

  • 蛙始鳴(かわずはじめてなく)…かえるが活発になる時季。
  • 蚯蚓出(みみずいずる)…みみずが冬眠から覚める時季。
  • 竹笋生(たけのこしょうず)…たけのこが土から目を出す時季。

【小満】

  • 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)…蚕が成長する時季。
  • 紅花栄(べにばなさかう)…紅花が花を咲かせる時季。
  • 麦秋至(むぎのときいたる)…麦の収穫の時季。

【芒種】

  • 螳螂生(かまきりしょうず)…カマキリが卵から生まれる時季。
  • 腐草為蛍(かれたるくさほたるとなる)…蛍が飛び交う時季。
  • 梅子黄(うめのみきなり)…梅が熟す時季。

夏至から大暑にかけての七十二候

【夏至】

  • 乃東枯(なつかれくさかるる)…うつぼぐさが枯れる時季。
  • 菖蒲華(あやめはなさく)…アヤメが咲く時期。
  • 半夏生(はんげしょうず)…半夏という芋科の植物が生える時季。

【小暑】

  • 温風至(あつかぜいたる)…日差しが強くなる時季。
  • 蓮始開(はすはじめてひらく)…蓮の花が咲く時期。
  • 鷹乃学習(たかすなわちたくしゅうす)…鷹の雛が巣立ちはじめる時季。

【大暑】

  • 桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)…桐の花が咲く時季。
  • 土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)…土が潤い、蒸し暑い時季。
  • 大雨時行(たいうときどきふる)…入道雲が浮かび、天気が荒れる時季。

立秋から白露にかけての七十二候

【立秋】

  • 涼風至(すずかぜいたる)…夏の暑さから涼しい風へと変化する時季。
  • 寒蝉鳴(ひぐらしなく)…ひぐらしが鳴く時季。
  • 蒙霧升降(ふかききりまとう)…霧が立ち込める時季。

【処暑】

  • 綿柎開(わたのはなしべひらく)…綿が採れる時季。
  • 天地始粛(てんちはじめてさむし)…暑さがおさまりはじめる時季。
  • 禾乃登(こくものすなわちみのる)…穀物が実る時季。

【白露】

  • 草露白(くさのつゆしろし)…朝露が降る時季。
  • 鶺鴒鳴(せきれいなく)…せきれいの鳴きはじめる時季。
  • 玄鳥去(つばめさる)…つばめが南に帰る時季。

秋分から霜降にかけての七十二候

【秋分】

  • 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)…夏の雷がおさまる時季。
  • 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)…虫が冬眠をはじめる時季。
  • 水始涸(みずはじめてかる)…稲刈りの時季。

【寒露】

  • 鴻雁来(こうがんきたる)…雁がシベリアから戻ってくる時季。
  • 菊花開(きくのはなひらく)…菊の花が咲く時季。
  • 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)…キリギリスの鳴く時季。

【霜降】

  • 霜始降(しもはじめてふる)…霜が降りはじめる時季。
  • 霎時施(こさめときどきふ)…通り雨の降る時季。
  • 楓蔦黄(もみじつたきばむ)…草木が色づく時季。

立冬から大雪にかけての七十二候

【立冬】

  • 山茶始開(つばきはじめてひらく)…さざんかが咲く時季。
  • 地始凍(ちはじめてこおる)…霜が降り始める時季。
  • 金盞香(きんせんかさく)…水仙の咲く時季。

【小雪】

  • 虹蔵不見(にじかくれてみえず)…くもりの多い時季。
  • 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)…木々の葉が散っていく時季。
  • 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)…橘の葉が黄色に染まる時季。

【大雪】

  • 閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)…空が重い雲に覆われる時季。
  • 熊蟄穴(くまあなにこもる)…クマが冬眠する時季。
  • 鱖魚群(さけのうおむらがる)…鮭が川を昇る時季。

夏至から大寒にかけての七十二候

【冬至】

  • 乃東生(なつかれくさしょうず)…うつぼぐさが芽生える時季。
  • 麋角解(さわしかつのおる)…ヘラジカの角が生え変わる時季。
  • 雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)…麦が芽を出す時季。

【小寒】

  • 芹乃栄(せりすなわちさかう)…芹が生える時季。
  • 水泉動(しみずあたたかをふくむ)…泉の氷が溶けだす時季。
  • 雉始ハ磨iきじはじめてなく)…雉が鳴く時季。

【大寒】

  • 款冬華 (ふきのはなさく)…フキの花が咲く時季。
  • 水沢腹堅(さわみずこおりつめる)…沢の水が凍る時季。
  • 鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)…にわとりが卵を産みはじめる時季。

日本の行事でよく聞く節句とは?

節句と端午や七夕など、日本の行事にも深く馴染んだものです。季節の節目をあらわします。それぞれの節句について確認してみましょう。

  • 人日(じんじつ)…1月7日。健康を願い、七草粥を食する日。
  • 上巳(じょうし)…3月3日。桃の節句とも言われます。もともとは身を清める儀式で、現在は女の子の成長を祝う行事となっています。
  • 端午(たんご)…5月5日。もともとは薬狩りの日で、現在は男の成長を願う日。
  • 七夕(しちせき)…7月7日。五行にちなんだ色の短冊に願いを書き、竹に飾る日。
  • 重陽(ちょうよう)…9月9日。菊酒や菊の香りで長生きを願う日。

日本独自の雑節【春~夏にかけての節句】

日本の暦には、二十四節気や5つの節句を補うように、雑節(ざっせつ)というものがあります。日本独自のものが生まれたのは、もともと中国の考えであった二十四節気や節句を日本の感覚に近いものにする必要があったからです。

  • 節分(せつぶん)…豆で邪気を追い払う日。
  • 春社日(はるしゃにち)…氏神様を祀る日。
  • 春彼岸(はるひがん)…先祖を供養する期間。
  • 春土用(はるどよう)…土の変わり目で、土を避ける日。
  • 八十八夜(はちじゅうはちや)…農業の吉日。
  • 入梅(にゅうばい)…梅雨入りの時季。
  • 半夏生(はんげしょう)…稲作農家の休息の日。

日本独自の雑節【夏~冬にかけての節句】

雑節は日本文化をもとにしたもので、元日など現在も行事として根付いているものが多くあります。

  • 中元(ちゅうげん)…罪滅ぼしの日。
  • お盆(おぼん)…先祖の霊を迎える時季。
  • 夏土用(なつどよう)…土を避ける日。ウナギを食べる習慣がある。
  • 二百十日(にひゃくとおか)…農家の厄日。
  • 秋彼岸(あきひがん)…先祖を供養する期間。
  • 二百二十日(にひゃくはつか)…農家の厄日。台風に警戒。
  • 秋社日(あきしゃにち)…氏神様を祀る日。
  • 秋土用(あきどよう)…土を避けるほか、呼吸器にも注意したい日。
  • 冬土用(ふゆどよう)…土を避けるほか、肝臓や冷えにも注意したい日。
  • 元日(がんじつ)…しめ縄や門松で豊作を祝う日。
  • 寒の入り(かんのいり)…寒さがいっそう厳しくなる時季。

月の満ち欠けが暦と関係する

月の満ち欠けを主体にした太陰暦など、月の満ち欠けも暦に深く関係してきます。月の満ち欠けとは、地球から見た月の形を月相として0から28などの数字で表したもの。新月を0として数えた月齢と少し似ていますが、月相と月齢が一致することもあれば、ずれが生じる場合もあります。理由は、月の満ち欠けの速さが常に一定ではないため。月相と月齢は別物だということを認識しておく必要があります。

また、月の満ち欠けには、月の様子から名前が付けられているものもあります。それぞれ、月の風情を感じさせるような名前です。

月の呼び方は満ち欠けで変化していく

太陰暦でいう月初めから月終わりにかけての月の名称です。

  • 新月(しんげつ)…月齢0。月がすべて欠け何も見えない日。朔とも言います。
  • 繊月(せんげつ)…月齢1。新月に近く、細い。
  • 三日月(みかづき)…月齢2の月。別名、眉月や若月。
  • 上弦の月(じょうげんのつき)…月齢6。新月から満月への半月の状態。
  • 十日夜の月(とおかんやのつき)…月齢9。上弦の月よりもふっくらしている。
  • 十三夜月(じゅうさんやつき)…月齢12。満月の次に美しいとされる。
  • 小望月(こもちづき)…月齢13。ほぼ満月の月。
  • 満月(まんげつ)…月齢14。ほぼまん丸な月。

満月から新月になるまでの月の呼び名

満月明けの月は、月のが出る時間帯などが名称のもとになっています。

  • 十六夜(いざよい)…月齢15。満月の次にくることから。
  • 立待月(たちまちづき)…月齢16。少し欠けた満月。
  • 居待月(いまちづき)…月齢17。日没から待っていることから。
  • 寝待月(ねまちづき)・・・月齢18。少し膨らんだ半月。
  • 更待月(ふけまちづき)…月齢19。夜が更けて昇ることから。
  • 下弦の月(かげんのつき)…月齢22。下向きの半月。
  • 有明月(ありあけづき)…月齢25。夜明けにのぼる半月よりかけた月。
  • 三十日月(みそかづき)…月齢29。新月に近い細い月。

まとめ

  • 暦法には、太陽暦、太陰暦、太陰太陽暦の3つがある。
  • 七曜とは曜日のことで、六曜とは暦の中の注意を示すもの。
  • 六曜には友引、先勝、先負、仏滅、大安、赤口の6つがある。
  • 二十四節気は太陽暦を24分割したもので、季節をあらわすもの。
  • 二十四節気は立春や夏至など2文字で示される。
  • 七十二候は、二十四節気をさらに細かくし、植物や動物の様子をあらわしたもの。
  • 春分から穀雨にかけては芽吹きや鳥の渡来が表現されている。
  • 立夏から芒種にかけては虫や植物の成長が表現されている。
  • 夏至から大暑にかけては空の様子や花の開花が表現されている。
  • 立秋から白露にかけては鳥の様子や穀物の様子が表現されている。
  • 秋分から霜降にかけては冬眠や草木の色づきが表現されている。
  • 立冬から大雪にかけては空の様子や木々の様子が表現されている。
  • 夏至から大寒にかけては氷や動物の様子が表現されている。
  • 季節の節目を祝う節句には、人日、上巳、端午、七夕、重陽の5つがある。
  • 雑節は、元日や節分など日本独自の文化と密接に関係している。
  • 雑節の中には現在も行事として親しまれているものもある。
  • 月の形月相と新月から数えた月の年齢月齢は必ずしも一致しない。
  • 月がない新月から次の新月まで月には名称がある。
  • 月の名称は月齢以外にも月の出る時間帯なども名称のもとになっている。

暦は私たちの生活に欠かせないものです。そして、そんな暦の中の二十四節気や雑節などは、まさに季節や生活を反映したようなもの。古人がいかに自然を愛で、季節を五感で感じていたかが分かります。そして、この考えは現代の占いにも深く関係しているのです。草木の芽生えや、虫や動物の様子など、古人のように日々の変化をしっかりと感じとりたいものですね。

占いストリート編集部
女性の悩みや不安に寄り添うコラムを提供しています。

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